唐糸の滝(竜眼石付け)     5年間の記録


2006年3月に竜眼石に、唐糸の滝の根上り
4・5年生の苗木を、結束バンドと麻紐で縛りあげた状態で植え込みました。
詳しくは、トップページに戻り、「私の石付け作り」をご覧ください。
それでは、唐糸の滝(竜眼石け)5年間の成長記録をご覧下さい。

唐糸の滝は
写真のような花が咲きます。
珍花で切れ咲き、花弁が細く深く切れ込んだり、
花弁の周辺がノコギリ歯状になる
深く切れ込んでいる物を深切れ咲きとも呼ぶ
2006年3月に
竜眼石に唐糸の滝の根上がりの、4 5年生の苗木を結束バンドと麻紐で縛り上げた状態で植え込みました。
縛り方など、もつと詳しく見られる方は、
私の石付け作りをご覧下さい。

それでは、この樹の5年間の成長記録を紹介します。
ご覧下さい。
2007年10月
竜眼石に付けて1.5年が経過しました。
ペットボトルを外して、軽く根洗いをした状態(ペットボトルは後で使用するのでだいじに扱うこと)かなりいい根が伸びていました。
さらに根洗いをして、土を全部綺麗に洗い落とす。
まずは根の状態は良好だ。
麻紐で根の状態を見ながら縛り上げて行く
先ず左側を主体に縛りました。
その後右側を縛る。
麻紐で全部縛り上げたら
鉢底から通した転倒防止の針金で石を固定して。
今まで使用していた、ペットボトルで枠を作り、石の外部に取り付けて、
切り口を絶縁テープで張り付けて固定する。
ボトル内の隙間に鹿沼土小粒をいれる。
以上にて2007年10月の作業終了
2009年3月24日
ペットボトルと鹿沼土を全部取り除き細い根には麻紐で縛り上げて根を石に沿わせる。
2010年7月27日
竜眼石に付けて、4年4ヶ月の樹姿
枝葉も多く付き、樹姿もボリュウムがが出て来た。
枝の出具合もまずまずかな
双幹で今まで作り込んできましたが、よく見ると
左側の幹が竜眼石を横切り、石の高さを生かす為に
くさび状に切り込みを入れ、枝を取り除くことにする
切り口には、トップジンMを塗布する。
切り落とす枝も生かす為に取り木をする事にする。
発根をうながす為に幹に針金で締め付ける。
ペットボトルに取り木部分に取り付ける穴を開ける両側に
穴を開けたペットボトルを枝に取り付ける
キャツプに水抜き用の穴を開ける事。
ペットボトルの中に、鹿沼土の中粒を入れる
時期を見て左側切り落とす予定
鹿沼土の中粒を入れた拡大写真
くさび状切り込み作業と取り木した年月日を取り付ける。
ボトル切り込み部分乾き防止のためテープを張る。
左側からの全体の樹姿
ここまでが2010年7月27日の作業
空の下さつき70歳の夏、大変猛暑つずきでした。
2011年8月28日
根かなり太くなりました。
裏側にテングス病が出ていました。
早々切り取り破棄しました。
切り込みを入れて1年1ヶ月経過しました。
切り口にはカルスが巻き始めていました。
徒長枝も多く出ていて樹姿が見えない程元気だった。
2011年8月31日
徒長枝を切り取り樹姿が
ペットボトル内細根が多く見られたので
切り込み部分にノコを入れる。
はたして、どのような樹姿になるのかな。
ノコギリを入れ左側幹と、樹姿側幹が切り離された瞬間。
切り口を切り出しナイフで綺麗に仕上げる。
切り口に融合剤バッチレイトを塗布する。
双幹部左側の幹を落とした樹姿
樹姿はスッキリして、竜眼石の姿も全体的に見られて良かったかな。
樹が石に対して大きすぎるかな?
左側から写して見ました。
切り落とした左側の枝。
ペットボトルを取り除いて見たら、この様な発根が見られた、約1年間で?
切り落とした幹、根上がりでも作るかな
さて何年かかるかな
2011年9月26日
植え替え前に樹姿を写して見ました。
正面の根の状態
さらに石に沿わせる為に麻紐にて縛る
鹿沼土の中粒にて植え込む


鉢は10号白丸鉢に
竜眼石下から樹高  500o
樹高          230o
竜眼石高さ      330o
竜眼石幅       190o
もみ苔を張り植え替え終了
5年間で竜眼石に付けてこの様な樹姿に成りました。
皆さんも挑戦して見て下さい。


2011年10月1日更新



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