珍山 頭部の改作 2007年5月〜2011年1月までの記録


S・Iさんと2007年5月に、
紅梅根上がりと珍山と交換をしました。
紅梅の根上がりは、私と苦労を共にして20数年になると思います。
珍山の根の変化と立ち上がり部分に魅力を感じて交換をしました。
交換草々 現在の鉢15号(460o×330o×150o)に植え替えをして
私なりに頭部の改作を始めました

交換した紅梅の根上がり、
空の下さつきと苦労を共にして20数年、2003年5月31日の花季展の樹形
2005年10月秋の盆栽展の樹形
2007年5月交換して早々植え替えして、1年経過した2008年2月の樹形、全体的に見ると幹に対して樹冠が高すぎるので、樹冠部を低くすることにする。
交換当時の樹冠、
私の構想は針金の掛った枝を、改作後の樹冠にする予定
樹冠部も生かす為に、
針金の掛った、枝の上に両面くさび状に切り込みを入れる。
切り込み入れたが見にくいかな。
この様にくさび状に切り込みを入れた部分に、
トップジンMを塗布する。
さてこんな所に穴を開けて何をするのかな?・・・
穴を開けた部分が改作後の樹冠部分に成る予定
穴を開けたのは、取り木用ビニールポット受け用。
穴の部分に針金を通す、ビニールポット受け用
上の樹皮をむいて有るのは、取り木するのに発根を促す為。
ビニールポットの上から底穴まで切り込み、
底穴に幹を通して切り口を絶縁テープで張る
ポットを針金まで下げる。
ポットの中へ鹿沼土小粒を入れる
ここまでで、2008年2月の作業終了。
全体樹形を写して見ました。
2008年9月19日
2008年2月に取り木をした部分を確認したら、発根していたので切り取る。
切り取り 植え付けしてから、枝抜きをする。
樹冠部がこの様な1本の樹として変心しました。
2008年2月樹冠部改作をしてから約3年が経過して
2011年1月の枝葉のついた正面樹形。
2011年1月 
根元部分を大写し、して見ました。
接木テープの巻いて有る部分は、次の写真で、
根の部分の空間に枝が有った方が良いと思い、
徒長枝を根に呼び接ぎをする為に接木テープにて処置中 うまくつくかな?・・・・
改めて、根の部分を見て下さい、
黒い部分は傷が苦になったので植え替えた時に、トップジンMを塗布しました、
現在傷はかなり快復してきている。
2011年1月の幹筋の状態、
もう少し幹模様が有るといいと思うが
高い部分から写して見ました
右側上部に、以前に幹を切った傷が目に付きます
今後の課題として、枝葉で傷を隠すように作る用に・・・
2011年1月の樹形正面
2011年1月の樹形裏面


令和元年(2019年) 8月13日アリラン銚子付けと珍山へ



2011年1月7日更新



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