春日野(中盆栽)と共にした喜怒哀楽


この春日野は今から30数年前に、会社の同僚から、さつき1本手入れしてくれたら1本やるからと云われ、取りに行き「びっくり」
竹藪のすみに植えられていた、70歳位の親父さんが、いっ頃から植えて有ったのか分からないと云って見えた。私もさつきに関して経験も浅かったので、掘り上げたのは入梅時だったと思う、訳も判らず枝を鋸でバリバリ切って持ってきた事を思い出す。
木箱に植え込み持ち込んで来た、今思ってみれば樹齢100年は過ぎていたのではないかと思う。
この春日野から、樹を作る楽しみ、展示会に出品した喜び、この樹を管理しきれなかった自分えの怒りと哀しみを経験させてもらった。それでは喜怒哀楽を共にしたアルバムを見て下さい。


2003年3月
鹿沼土中粒にて植え替え
2003年3月
頭部振込みを考慮して、切り込みを入れ頭部の変更をする、
切り込み部分焼けを防止する為二度切をする
切り口にはトップジンMを塗布する。
2003年3月
この位置を正面にする。上部右太い枝時期を見て切断予定。
2003年3月
こちらが裏面大きな傷が有る。
2004年3月
一年経過した所で頭部の枝を取り除く、新しい枝も芽吹き、整枝針金掛をする。
2004年9月
三月に比べ枝にボリュウムが一番樹を作るのに楽しい時かな。
2004年9月
整枝針金掛け大体のアウトラインが出来あがった
2005年8月
作り始めて2年5ヶ月の夏この様な樹形になりました。
2006年10月
秋の展示会に出品する為に苔張りや徒長枝を取り除いたりして準備をする。
2006年10月
展示会に向け車に積み込む。
2006年10月
東海さつき山野草会
秋のさつき盆栽と山野草展に出品。
春日野とオモダカの二点飾り
春日野
樹高 48cm
幹回り52cm
春日野と空の下さつき
飾る喜びと皆様に見てもらう喜び今までに樹を作る楽しみを味わって来たが?
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昨年の秋頃から元気なくなり始める展示会済ませ気が抜けたせいか、管理しきれなかった自分に怒りを感じる。
2009年7月
あんなに元気だった樹がなぜこの様な姿になってしまったのか、哀しみを感じる。
この樹からは題目に記したようにいろいろな経験と喜怒哀楽を味あわしてもらった。

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